A. 実務補習は、公認会計士試験に合格した者に対して、公認会計士となるのに必要な技能を修習させるため、公認会計士の組織する団体その他の内閣総理大臣の認定する機関において行われるものです。実務補習を修了することは公認会計士登録する要件の一つです。
Q. 実務補習所には誰が通いますか。
A. 公認会計士試験合格者です。
Q. 実務補習所に入所する要件はありますか。
A. 公認会計士試験に合格していることが要件です。
Q. 入所するにあたって、費用は発生しますか。
A. 発生します。270,000円(入所料「15,000円」、補習料「255,000円」)をお支払いいただきます。
Q. 公認会計士試験合格者は実務補習所に必ず通わなければならないですか。
A. 公認会計士登録をするためには、必ず実務補習を修了する必要があります。
Q. 実務補習を修了するためにはどうすればよいですか。
A. 実務補習所で実施する講義等の受講、考査の受験、課題研究の提出により必要な単位を取得し、その後、日本公認会計士協会が実施する修了考査に合格することで実務補習が修了します。 <修了考査の詳細はこちら(日本公認会計士協会ウェブサイト)>
Q. 実務補習はどこで実施していますか。
A. 東京・東海・近畿・九州の4実務補習所及び東京実務補習所の傘下にある札幌・仙台・長野・新潟・静岡・金沢・広島・高松の8支所にて実務補習を実施しています。 <主な実務補習会場一覧はこちら>
Q. 実務補習所には何年間通いますか。
A. 原則3年間です。第1学年を「J1」、第2学年を「J2」、第3学年を「J3」と呼びます。
Q. 進級要件はありますか。
A. ありません。毎年自動的に進級します。
Q. 3年間で修了できなかった場合はどうなりますか。
A. 継続生(「JX」と呼びます)になり、不足した単位を充足していきます。在籍年限は入所してから6年間です。詳細は「17.継続生について」を参照ください。
Q. どのような服装で通えばよいですか。
A. 服装は、平日、土日を問わず、原則としてビジネススーツ着用としますが、いわゆるビジネスカジュアルとされる服装は認めています。実務補習所は学校とは異なり、業務の一環、あるいはプロフェッショナル養成の場所であることに十分留意し、取引先企業やクライアントに訪問しても失礼とならない服装を心がけてください(入所式も同様です)。なお、考査・追試験に関しては自由な服装を認めます。 <服装についての詳細はこちら>
Q. どのような講義が実施されますか。
A. 実務補習の内容は、「会計」「監査」「経営」「税」「コンピュータ」「公認会計士の業務に関する法規及び職業倫理」に分けられます。毎年カリキュラム構成を検討をしており、充実した講義を提供できるようにしています。
A. 補習生カード番号、パスワードが正しいか確認してください。なお、休所中の方はログインできません。
Q. パスワードを忘れてしまいました。
A. ログイン画面の「パスワードをお忘れの方はこちら」から、パスワードの再発行申請をお願いします。
Q. パスワードを再発行しようとすると仮パスワード届きません。
A. 仮パスワードを送信するドメイン「artist-union.com」を受信可能にしてください。また、迷惑メールに入ってないか確認してください。
Q. eラーニングサイトからテキストのダウンロードができません。
A. 補習生マイページからもテキストのダウンロードができますので、そちらもご利用ください。
Q. eラーニング受講時にエラーが出てしまいましたがどうすれば良いですか。
A. 二重ログインである場合、ログインしたと思われる端末を全てログアウトするようにしてください。不正受講を防ぐため、二重ログインは出来ない仕様になっています。Edgeで過去ログインし、その後chromeでのログインなどされている場合もエラーの要因になります。ネット回線が混んでいる等の視聴環境による要因の場合、時間帯を変えて視聴してください。視聴端末による要因(セキュリティ等制限がかかる)の場合は、別のPCから視聴してください。法人のPCでのログインをされている場合、所属法人のセキュリティによる影響が考えられるので、所属法人の情報システム部門へご相談ください。
Q. eラーニング受講時に暗号が出ませんでしたが、どうすればいいですか。
A. 動画視聴はPCを推奨しておりますが、全画面表示をすることで暗号が見れなくなってしまうため、全画面表示での視聴はご遠慮ください。暗号を確認できなかった場合は、再度受講してください。
A. 実務補習は日本公認会計士協会が実施する修了考査に合格することで修了します。その修了考査を受験するためには、①実務に関する講義及び実地演習、②考査、③課題研究において定められた単位を取得する必要があります。入所年期により要件が異なるのでご自身の入所年期の単位要件に従って単位を充足してください。※実務要件は公認会計士登録の際に必要となります。
Q. 講義は何単位取得する必要がありますか。
A. 270単位以上を取得する必要があります。その中に①J1で「180単位以上」、②J2で「40単位以上」、③J3で「20単位以上」、④ディスカッション・ゼミナールで「30単位以上」、⑤必修科目を全て受講、の5つの要件を含む必要があります。入所年期により要件が異なるのでご自身の入所年期の単位要件に従って単位を充足してください。また、入所年期によって科目編成等の変更により、必修科目に変更が生じるため、入所した時期の必修科目は必ず確認してください。
Q. 考査は何単位取得する必要がありますか。
A. 60単位以上(600点以上)を取得する必要があります。その中で、①監査総合グループ第1回から第8回の合計点が「480点以上」、②税務グループ第1回から第2回の合計点が「120点以上」、③実施回(全10回)の点数が全て「40点以上」、の3つの要件を含む必要があります。必ず確認してください。
Q. 課題研究は何単位取得する必要がありますか。
A. 36単位以上(360点以上)を取得する必要があります。また各実施回(全6回)の点数が全て「40点以上」の必要があります。
A. 申請段階では、金融庁へ提出前のドラフト版で大丈夫です。金融庁への正式な報告書等の提出が済み次第、所属する実務補習所事務局へ速やかに正本版の写しを提出してください。 <実務経験(業務補助等)についてはこちら(金融庁ウェブサイト)>
Q. 全ての申請が完了するまでは上位学年の講義等は受講することはできないですか。
A. 会計教育研修機構に申請を受領後、必要な申請書類が揃っていれば会計教育研修機構から年限変更完了連絡を行います。年限変更完了連絡を受けたら、上位学年の講義受講・考査受験・課題研究提出が可能となります。ただし、ライブ講義については、所属の実務補習所に修業年限短縮申請書類を提出した日から受講が可能です。
Q. 修業年限短縮の申請を取り下げることは可能ですか。
A. 可能です。申請を取り下げる場合は、必ず取り下げ届に必要事項を記入して、受理番号通知書の提出期日(6月30日)までに提出してください。 <修業年限短縮申請を取り下げる場合はこちら>
A. 実務補習単位の減免制度は、会計専門職大学院で履修した科目が、実務補習単位減免の対象となっている場合、実務補習単位減免の申請により実務補習の単位が減免される制度です。 現在は、①通常の単位減免、②会計大学院協会連携講座による単位減免、③シラバス共有化の単位減免、の3つの枠組みで単位減免が可能です。
Q. どのような手続きが必要ですか。
A. 所定の様式に当該専門職大学院が発行する成績証明書を添付の上、所属する実務補習所事務局まで提出してください。