戦略的資金調達の実務

本セミナーは、企業の設備投資をファイナンスの視点から総合的に捉えることを目的とします。
第1回では、設備投資の「構想から意思決定」までを中心に、投資計画の立て方、判断指標(ROI・ROIC・IRR等)、無形投資・海外投資・M&Aとの関係性を体系的に整理します。
第2回では、実際の投資執行・資金調達・リスクマネジメントに焦点を当て、ファイナンス構造設計、資金調達手法の選択、資本コストやキャッシュフロー管理、為替・金利リスク対応などの実務論を解説します。
両回を通じて、経営企画・財務・会計の各部門が共通言語で投資判断を行うための「考え方のフレームワーク」と「実務留意点」を提供します。
講義回数
全2回(各回1.5時間)実施形態
ライブ配信+アーカイブ配信のセット※ライブ配信にお申込みいただくとアーカイブ配信も視聴いただけます。アーカイブのみご希望の方もこちらからお申込みください。
※ライブ配信はZoomウェビナーを使用して配信いたします。視聴用URLはZoom (no-reply@zoom.us)から配信されます。
CPDについて
確認中です。確定次第追記いたします。実務補習単位について
確認中です。確定次第追記いたします。お申込み方法について
セミナーのお申込み方法は、こちらをご覧ください。受講料
会員
無料※法人会員:5口未満の会員は1口6名まで、5口以上加入の会員は1口3名まで無料、超過した場合は超過人数1名あたり各回5,000円(税込)
非会員
1回あたり15,000円(税込)申込期限
日程
ライブ配信
第1回 2026年1月22日(木)13:30~15:00
第2回 2026年1月23日(金)13:30~15:00
アーカイブ配信期間
2026年2月3日(火)~2026年7月31日(金)
申込期限
ライブ配信:各回開催日の3営業日前まで、アーカイブ配信:2026年7月20日(月)
講師紹介
伊藤 信雄 氏

1971年東京生れ。1995年日本銀行入行。主に銀行への多数の実地考査に参加し、数千件の貸出や仕組債、デリバティブ資産の査定に従事。2000年楽天銀行(旧イーバンク銀行)の立上げに参画し経営企画部長。銀行業の免許取得・資金調達・事業計画立案等を統括。その後、Ultima Capital(再生ファンド)にて大手企業への投資ストラクチャーの設計、再生プランの現場での実行などに従事。起業を経て、2015年ミナトホールディングス㈱(東証グロース6862)の取締役執行役員として上場企業の財務戦略・M&A戦略・新規事業を統括し、大幅な業績改善に貢献。2018年テンキューブ㈱設立・代表取締役。スタートアップ企業から大企業グループまで、資金調達、事業計画立案・実行、パートタイムCFOとして体制整備からM&A戦略の策定・実行、ガバナンス構築支援に至るまで幅広く手掛ける。支援業種はIT・製造業・金融・不動産・ヘルスケア・外食等までカバー。直近ではスタートアップではICタグ技術開発企業のシリーズA調達、ロボット開発企業のシリーズB、ナノテクロジー企業のJKISS型新株予約権発行、創薬企業のシリーズA調達等をサポート。上場×大学発ベンチャーの協業、上場企業投資部門アドバイザーのほか、社外監査役・社外取締役としての経験も複数社あり、取締役会運営等について豊富な知見を有する。慶應義塾大学経済学部卒業、一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了。経営修士。日本取締役協会会員、日本監査役協会会員。
プログラム
第1回 設備投資の意思決定を支える考え方と分析フレーム
2026年1月22日(木)13:30~15:00
アーカイブ配信:2026年2月3日(火)~2026年7月31日(金)
イントロダクション:設備投資の本質と経営の関係
- 設備投資の定義と企業価値とのつながり
- 近年の投資潮流(脱炭素、デジタル、国内回帰、地政学)
設備投資の全体プロセス
- アイデア創出から実行・モニタリングまでの流れ
- 経営企画・事業部・財務部門の役割分担
投資判断のための指標とその限界
- ROI、ROIC、NPV、IRR、回収期間法の使い分け
- 不確実性下の投資評価とリアルオプション思考
無形資産投資と設備投資の融合
- ソフトウェア・データ・人材投資との関係
- 会計上の資本化・費用化の境界と経営判断
M&A・海外展開との位置づけ
- 設備投資とM&A投資の比較
- 海外投資特有のファイナンス上の留意点(為替・税制)
第2回 設備投資の実行と資金調達戦略
2026年1月23日(金)13:30~15:00
アーカイブ配信:2026年2月3日(火)~2026年7月31日(金)
資金調達戦略の全体像
- 内部資金・外部資金の最適バランス
- デット vs エクイティ vs ハイブリッドの選択基準
資金調達手法の具体論
- 銀行借入・社債・リース・プロジェクトファイナンス
- 近年の潮流:グリーンローン、サステナビリティリンクローン
資本コストとリターンの整合
- WACC、資本効率、投資回収期間との整合性
- ROICと資金調達コストのブリッジ設計
リスクマネジメントの実務
- 金利・為替リスク、建設コスト上昇リスクの管理
- 契約設計・デューデリジェンスのチェックポイント
投資後モニタリングと経営管理
- KPI設計とキャッシュフロー管理
- 投資実績のフィードバックと事後評価制度
会場・受講方法
ライブ配信
お申し込み後、前日までにお申し込み頂いたメールアドレスに視聴URLをお送り致します。
また、ライブ配信ではZoomを利用します。
事前にこちらのマニュアルをご確認ください。
アーカイブ配信
アーカイブ配信は、ライブ配信と同じ映像を後日再配信するものです。
配信開始いたしましたら、ご案内メールをお送りいたします。
配信期間は本ページ内の日程欄をご覧ください。
ご参加にあたってのお願い・注意事項
●受講者お一人ずつ異なるメールアドレスでお申込みください。共有メールアドレスでのお申込みは受講管理の都合上お受けできかねます。
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