【特別無料セミナー】日本企業に活力をもたらす人的資本経営を浸透させるために
≪登壇者≫
スズキ トモ氏(早稲田大学 商学学術院教授)
熊谷 五郎氏(みずほ証券株式会社 グローバル戦略部産官学連携室上級研究員)
田中 弦氏(Unipos株式会社 代表取締役社長)
小平 龍四郎氏(株式会社 日本経済新聞社)
手塚 正彦(一般財団法人 会計教育研修機構 理事長)
≪概要≫
日本企業の成長が停滞してきたのはなぜでしょうか。その原因の一つは、短期的な利益追求に走って、長期的な視点にたった経営をおろそかにした「日本型短期主義経営」(伊藤レポ-ト)です。この経営スタイルは、設備や技術、そして何より人材への投資を停滞させ、日本企業の競争力を低下させました。
政府はこの問題に気づき、現政権は、新しい資本主義というビジョンを打ち出しました。このビジョンでは、人への投資と分配、科学技術・イノベーションへの投資、スタートアップへの投資、グリーン・トランスフォーメーション(GX)やデジタル・トランスフォーメーション(DX)への投資という5つの分野に力を入れることで、日本企業の企業価値を高めて、ステークホルダーへの分配も向上させるという「好循環」の実現を目指しています。
この政策に沿って、2023年3月期から、上場企業には、有価証券報告書で人的資本に関する情報を詳しく開示することが求められるようになりました。人的資本とは、従業員の能力やモチベーション、健康や幸福など、企業が持つ人的な資源あり、すべての企業にとって、価値を創造するために不可欠な要素です。
本セミナーでは、日本の上場会社がどのように人的資本に関する情報を開示しているかを分析し、その傾向や課題を明らかにします。また、国内外の優良事例から学び、日本企業が人的資本経営を推進するために必要なことを考え、提言します。
皆様の会社が、企業価値向上を実現する人的資本経営に取り組む一助となれば幸いです。
案内チラシはこちらをご覧ください。
実施形態
ハイブリッド(集合研修またはライブ配信)+アーカイブ配信※集合研修・ライブ配信いずれのお申込みにもアーカイブ配信が付きます。
アーカイブ配信のみ受講希望の方もお申込みいただけます。
ライブ配信はZoomのウェビナー機能を使用して配信いたします。視聴用URLはZoom (no-reply@zoom.us)から配信されます。
本セミナーは、終了後に集合研修ご参加の方向けの交流会を開催いたします。
登壇者や参加者と交流いただけますのでネットワーキングに是非ご活用下さい。
FP継続教育研修について
本講座はFP継続教育単位の付与対象外です。CPDについて
●単位数:3.0 ●研修コード:2301●単位付与条件 集合研修:入退室時に受付にてCPDカード登録、ライブ配信:受講後のアンケート回答
※参加時間が規定時間に満たない場合は単位付与の対象外とさせていただきます。
※アーカイブ配信での受講の場合は単位付与対象外となります。「自己学習」としての利用は可能ですので、ご希望の方はご自身で単位の申告をお願いいたします。
実務補習単位について
●単位数:3単位●単位付与条件 集合研修:入退室時に受付にて署名簿への記入 ライブ配信:セミナー全時間の受講、受講後のアンケート回答
※オンデマンドでの受講の場合は単位付与対象外となります。
受講料
会員
無料非会員
無料申込期限
日程
2024年1月25日(木)13:00~16:50
アーカイブ配信期間:2月1日(木)~2月29日(木)
※アーカイブ配信は2月1日(木)の9時30分から配信いたします。
※アーカイブ配信の視聴案内は2月1日(木)の午前9時30分に送付いたします。
申込期限
集合研修・ライブ配信:2024年1月22日(月) アーカイブ配信:2024年2月21日(水)
講師紹介
スズキ トモ氏
公認会計士第三次試験合格。大手監査法人にて監査や上場準備を経て、ロンドン大学(LSE)にて「社会科学哲学(修士号)」、オックスフォード大学にて「会計・経済の哲学(博士号)」を取得。そのままオックスフォード大学主任教授(サステナビリティ・マネジメントと会計学)まで務め、幾多のBest Professor賞を受賞。初期のトップ・ジャーナルにおける経済・会計哲学・理論・歴史の単独執筆を経て、応用研究へシフト。国連等の国際機関、エリザベス女王 (Queen’s Office)、チャールズ皇太子 (Accounting for Sustainability Foundation)、中国、インド、東南アジア、英国、フランス、日本政府との協働により多くのポリシー・ペーパーを上梓。日本では2012年にIFRSの強制適用の可否を検討した『オックスフォード・レポート』を金融庁に上梓。インドでは2013年に「一行ラインCSR」革命(企業法135条)の成立に貢献。在英20年後、特殊疾病治療のために帰国、早稲田大学にて復職。2021年3月『関経連レポート:成熟経済・社会の持続可能な発展のためのディスクロージャー・企業統治・市場に関する研究調査報告書 <四半期毎の開示制度の批判的検討を契機とする>』(315頁)を上梓。同レポートを基礎に岸田政権における「四半期開示制度や自己株買いの見直し」、「三方良し経営推進」、「付加価値の適正分配による好循環」などの政策を推進。2022年2月に日経新聞『経済教室』「分配強化へ開示制度改革を」を、同年7月に『新しい資本主義のアカウンティング:「利益」に囚われた成熟経済社会のアポリア』(中央経済社)を公刊。現在上野みちこ総理大臣補佐官(女性活躍・高齢者対策等担当)の顧問を務める。特に働く者のWell-beingを改善し、成熟経済社会の持続的発展に尽力している。
熊谷 五郎氏
日本証券アナリスト協会 企業会計部長
京都大学 経営管理大学院 客員教授
長年にわたるセクターアナリスト、ポートフォリオマネージャーの経験、知見を踏まえ、2010年より、京都大学経営管理大学院座客員教授として、「金融資本市場論」、”Corporate Finance and Capital Markets”を担当。またこの間、国内外の会計基準、財務報告・サステナビリティ報告、監査制度等にも幅広く関与。IFRS関係では、現在財務諸表利用者を代表して、IFRS解釈指針委員会委員(IFRS-IC)を務めるほか、過去IFRS諮問会議(IFRS-AC)副議長、資本市場諮問会議(CMAC)委員を歴任。また国内関係では、企業会計基準委員会委員(非常勤)、同ASAF対応専門委員会委員、企業会計審議会会計部会臨時委員、内部統制部会臨時委員等を兼任。1982年慶應義塾大学経済学部卒、1987年 New York University, Stern School of Business卒。
田中 弦氏
1999年にソフトバンク(株)インターネット部門採用第一期生としてインターネット産業黎明期を経験。その後ネットイヤーグループ、コーポレートディレクションを経て、2005年ネットエイジグループ(現ユナイテッド社)執行役員。2005年アドテクとインターネット広告代理店のFringe81株式会社を創業。2013年3月MBOにより独立。2017年6月に東証マザーズへ上場。
2017年に社内人事制度「発⾒⼤賞」から着想を得たUniposのサービスを開始。2021年10月に社名変更し、Unipos株式会社 代表取締役社長として個人の人的資本を発見し組織的人的資本に変えるUniposの提供を中心に活動。
「人的資本経営専門家」として経営戦略と人事戦略を紐づけるための「人的資本経営フレームワーク(田中弦モデル)」の公開や3600以上の人的資本開示情報を読み込んで導き出した独自の見解を数多く発信。多くのメディアから注目を集め、新聞・雑誌・テレビなどへの出演多数。「心理的安全性を高める リーダーの声かけベスト100(ダイヤモンド社)」著者。
小平 龍四郎氏
1964年生まれ。静岡県出身。早稲田大学第一文学部卒業。日本経済新聞入社後は主に金融・証券畑を歩き、「山一証券破綻」「村上ファンド登場」などの特報にかかわる。欧州総局(ロンドン)やアジア総局(バンコク)を経験し、現在は日経新聞の上級論説委員兼編集委員。専門は証券市場、ESG/SDGs、企業統治。著書は「グローバルコーポレートガバナンス」「アジア資本主義」「ESGはやわかり」。
手塚 正彦
1985年 東京大学経済学部卒業
2002年 中央青山監査法人 代表社員就任
2005年 同法人 理事就任
2006年 同法人 理事長代行就任
2007年 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ) 社員就任
2016年 日本公認会計士協会 監査・保証、IT担当常務理事就任
2019年 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ) 退所
2019年 日本公認会計士協会 会長就任(7月22日)
プログラム
12:30 開場
13:00-13:10 Introduction:人的資本関連開示の充実の政策的背景
手塚 正彦(一般財団法人 会計教育研修機構 理事長)
13:10-13:40 持続可能な成長をもたらす付加価値の適正分配
スズキ トモ氏(早稲田大学 商学学術院教授、オックスフォード大学博士・元主任教授)
13:40-14:10 人的資本開示の制度化に係る論点
熊谷 五郎氏(みずほ証券株式会社 グローバル戦略部産官学連携室上級研究員、
日本証券アナリスト協会企業会計部長、京都大学経営管理大学院客員教授)
14:10-14:55 ユニポス社による人的資本開示の分析結果
田中 弦氏(Unipos株式会社 代表取締役社長)
14:55-15:10 休憩
15:10-16:20 パネルディスカッション
(モデレーター:小平 龍四郎氏(日本経済新聞社)パネリスト:スズキ氏、熊谷氏、田中氏)
16:20-16:50 コーヒーブレイク(登壇者と集合研修参加者の交流会)
会場・受講方法
会場参加_東京金融ビレッジ
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー5階
アクセスマップはこちら
備考
アクセス:大手町駅から直結(東京メトロ丸ノ内線A1出口(鎌倉橋方面)が最寄り)
大手町駅には、東京メトロ丸ノ内線・半蔵門線・千代田線・東西線、都営三田線が乗り入れています。
ライブ配信
お申し込み後、前日までにお申し込み頂いたメールアドレスに視聴URLをお送り致します。
また、ライブ配信ではZoomを利用します。
事前にこちらのマニュアルをご確認ください。
アーカイブ配信
アーカイブ配信は、ライブ配信と同じ映像を後日再配信するものです。
配信開始いたしましたら、ご案内メールをお送りいたします。
配信期間は本ページ内の日程欄をご覧ください。