理事長ご挨拶

 

理事長 手塚正彦 

 

 2020年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


 当法人は、日本公認会計士協会が中心となり、経済界、学界、関係各界の協力を得て2009年に7月に設立され、「我が国の会計人材の育成、会計リテラシーの向上に貢献する」ことを目的として、広く会計、監査及び税務に関心を有する者のニーズを踏まえた教育研修事業を行っております。おかげさまで、昨年7月に10周年を迎え、新たな10年に向けてスタートを切りました。関係各位のご協力に改めて感謝申し上げます。


 今年は、①役員・会計実務家研修の魅力の向上、②実務補習所の安定的運営と環境変化に適応した実務補習の実施、③公認会計士に対する継続的専門研修(CPE)の効率的運営、の3つに注力いたします。加えて、各事業間のシナジーを最大限に追求することによって、法人運営の効率化を図るとともに、提供するプログラムの価値を高めて、業容面・財政面において自立した組織運営の確立を目指します。


① 役員・会計実務家研修の魅力の向上
 ビジネスの複雑化、企業活動のグローバル化の進展、急速なデジタライゼーション、AIやブロックチェーンといった技術革新等に代表される事業環境の変化によって、役員・会計実務家研修においては、伝統的な会計教育に留まらない幅広いニーズが生まれています。これに的確に応えるために、従来からの会計、税務、コーポレート・ガバナンスに関する体系的な教育プログラムや旬な話題を取り上げて解説する「最新トピックセミナー」の実施に加え、以下のような施策を実施してまいります。

  • IT技術者等を対象とした会計・監査の基礎講座の新設
  • 経営企画部門所属者等を対象にしたビジネスプランニングや経営指標・資本コストを題材とした会計リテラシー向上セミナーの実施
  • CFO経験者等を招聘した役員・経営幹部向けセミナーの実施
  • 受講者同士のディスカッション方式を採用したアウトプット型研修の充実
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     更に、受講者にとっての利便性を高めるために、本年1月下旬から、オンデマンドのeラーニング講座の配信を開始いたします。

      

    ② 実務補習所の安定的運営と環境変化に適応した実務補習の実施    
     公認会計士試験合格者数が2015年の1,051名をボトムとして昨年は1,337名に増加する中、大学在籍者の合格者全体に占める割合が高くなっています。このような状況に適応した実務補習所の安定的な運営の確保に注力してまいります。    
     また、前述した、ビジネスの複雑化、企業経営のグローバル化の進展、急速なデジタライゼーション、AIやブロックチェーンといった技術革新という大きな潮流を踏まえ、時代の変化に適応した資質・力量を備えた公認会計士を育成する観点から、日本公認会計士協会等と連携して抜本的なカリキュラムや教材の見直しを行い、順次導入していきます。

          

    ③ CPEの効率的運営    
     公認会計士のCPEについては、日本公認会計士協会が企画し、当法人が業務委託を受けて運営しています。当法人は、CPE研修のライブ配信システムの合理化、配布資料の電子データ活用などによる運営コストの削減に努め、効率な運営に実現に継続して取り組んでまいります。


     当法人は、「我が国の会計人材の育成、会計リテラシーの向上に貢献する」という組織のレーゾン・デートルを改めて心に刻み、以上の重点施策を着実に実行することによって、「国際的にも評価される質の高い会計人材の育成を通じて、我が国における経済社会の発展に貢献する」という設立の趣旨を実現すべく全力で取り組んでまいります。


     今後とも、経済界、学界等の関係各所にご協力を仰ぐことが不可欠と考えておりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

     

    以 上


    2020年1月
    一般財団法人 会計教育研修機構
    理事長  手塚 正彦

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